ニューヨーク発--Microsoftは米国時間10月11日、「iPhone」に対する同社の回答として「Windows Phone 7」を披露したが、「iPad」に対する回答はどのようなものになるのか、多くの人が今も疑問に思っている。
最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏は、何らかの「Windows 7」搭載スレートが2010年に登場すると過去に何度か述べたことがあるが、それではiPadに対する答えにはならない。Microsoftは何年も前からタブレットを手がけているからだ。本当の問題は、iPadの瞬時に起動する機能や長いバッテリ寿命、そしてキーボードを使わず1本の指だけで簡単にナビゲートできるという特徴に対して、Microsoftはどのように回答する意向なのかということだ。
Ballmer氏は当地で開催のWindows Phone 7ローンチイベントの後、「主にホリデーシーズンに、われわれのパートナーから多くの製品が発表されるだろう」と述べている。同氏はまた、2011年にIntelの「Oak Trail」プロセッサが登場すると、Microsoftの立場はより強固なものになると付け加えた。
Microsoftはフル機能を備えたWindowsをタブレット向けにカスタマイズする以上のことを行う必要があるのかと尋ねられると、Ballmer氏は回答を躊躇した。
「将来のことは将来に論じて、現在は現在のことを論じるのが一番だと思う」(Ballmer氏)
Ballmer氏とのインタビューの前半では、主にWindows Phoneについて話した。後半では、携帯電話から離れて、タブレットやPC市場全体について聞いた。以下では、Ballmer氏とのインタビューの後半を編集したものを紹介する。
Ballmer氏:そのように考えたことはありません。首尾一貫しているものの柔軟な企業として売り込むことができます。それを実行する機会、常に素晴らしい体験をする機会、そして素晴らしい個性を発揮する機会は、われわれが実際に行えるユニークなことです。
Ballmer氏:将来のことは将来に論じて、現在は現在のことを論じるのが一番だと思います。そのため、今日はWindows Phoneに焦点を当てたいと思います。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス