「iPadが増えているのは間違いない」:S・バルマー氏が語るタブレットおよびPC市場 - (page 3)

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年10月15日 07時30分

--携帯電話で今は誰も行っていないが、数年後にユーザーが行うようになるとあなたが考えていることの中で、Microsoftが得意分野にしたいものはありますか。

Ballmer氏:こういったことの連携は継続的に進化していくと思います。将来的にプロジェクタ機能は登場するでしょうし、センサをもっと活用できるようになるでしょう。われわれが「Kinect」で実現したことを、あなたもご覧になったはずです。それをモバイル分野でどう応用するかについては、想像力をたくましくして、色んなことを空想できます。

--わたしが最もよく尋ねられるのは、Microsoftはタブレットについてどう考えているのか、という質問です。Microsoftは2003年からタブレットを手がけていますね。iPadが登場してほぼ1年になるにもかかわらず直接的なライバルが登場していないことについて、少し驚きがあります。あなたは金融アナリストの会合で、タブレットが最優先事項であると言われました。その質問に答えられるようになるまで、そして直接的な競合製品を発表できるようになるまで、どれだけの時間がかかるとお考えですか。

Ballmer氏:先にお話したとおり、主にホリデーシーズンに、Microsoftのパートナーからさまざまな製品が発表されるでしょう。また、(2011年には)Intelからパートナーに機能強化が提供されることも強調しました。われわれがIntelの次世代Oak Trailプロセッサを利用できるようになることは、非常に大きな価値があります。それはMicrosoftのロードマップにおける重要な一部でもあります。

--そうした種類のデバイスで、ユーザーはどのような機能を望むとお考えですか。

Ballmer氏:ユーザーはPCでできるすべてのことと、プラスアルファを欲しています。ユーザーは長いバッテリ寿命を欲していますし、瞬時の起動とPCでできるすべてのことを欲しています。本当にこれらのことをすべて欲しているのです。今は妥協している部分がたくさんあります。ユーザーは物理キーボードを備えたものや、物理キーボードのないものなど、さまざまなフォームファクタを欲しています。選択肢と多様性を本当に欲しているのだと思います。われわれがユーザーの欲しているソリューションだと考えているものを提供するために、懸命に努力しています。他社も同じことをしているはずです。こうした理由から、競争は素晴らしいことなのです。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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