米Yahooは米国時間10月6日夜、同社の検索エンジンに複数の大幅な変更を行い、米国で公開を始めた。目的は、ユーザーが検索対象をより早く見つけられるようにするとともに、必要とするあらゆる情報を1カ所で利用できるようにすることだ。
ユーザーはYahooの新たな「インテリジェントショートカット」を使って人気の高い映画や有名人など話題の項目を検索でき、選択したトピックに関する最新の記事、写真、動画、イベント一覧、「Twitter」のツイートなどが表示されるようになった。Yahoo側でユーザーの位置情報を把握している場合には、最寄りの映画やコンサート一覧を表示させることも可能だ。さまざまな検索結果は、すべて種類別にページ上部の1カ所に整理され、ユーザーは写真、動画、ツイート、その他のエリアをタブで簡単に行き来できる。
例えば「Lady Gaga」で検索すると、近くで開催されるコンサートの一覧、最近のアルバムに収められている楽曲、Lady Gaga本人によるツイートなどが表示される。検索結果は双方向型で、ユーザーはサンプル楽曲を視聴したり動画を閲覧したりできるほか、次回開催されるLady GagaのコンサートチケットをYahooのパートナーを通じて購入することも可能だ。
「Netflix」の会員になっているユーザーは、好きな映画やテレビ番組をYahooで検索して、自分のNetflixアカウントにアクセスできるようになった。Yahooの検索結果で映画またはテレビ番組の近くにある「Netflix QuickApp」ボタンをクリックすると、そのアイテムを自分のDVDキューに追加したり、Netflixのインスタントキューを通じてその場で視聴したりできる。
Yahooはまた、さらに多くのビジュアルを検索結果に追加した。「Trending Now」リストにある特定のトピックから検索結果のページに入ると、写真によるスライドショーが表示されるようになった。画像検索ページにもスライドショー機能が追加され、ここではユーザー本人や友人の「Facebook」アルバムから写真を取り込むこともできる(もちろん、これにはユーザーの許可が必要)。例えば、画像検索で「wedding」と入力すると、筆者の友人がFacebookで公開している結婚式のアルバムがいくつか表示された。
モバイルユーザーも「iPhone」や「Android」搭載機器からYahooのモバイルサイトで検索する際に一部の新機能を利用できる。ユーザーの好きなトピックに関するニュース、写真、ツイートなどが表示されるほか、近くにある店などの道順を調べることも可能で、こうした機能をすべて単一のページ上で利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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