検索市場シェアの大半の測定方法では、米Yahooが依然としてMicrosoftの検索エンジン「Bing」を上回っているが、Nielsenのある調査では、BingがYahooを追い越した。
Nielsenによると、検索ボックスに入力されたクエリの実行回数のみを反映した占有率で、Bingは13.9%となり、Yahooの13.1%をわずかに上回ったという。Googleは依然として独占的な市場リーダーで、検索市場の約65%を占めている。
この1年間で、Yahooはシェアを2.9ポイント落とす一方、Bingは3.2ポイント増やしている。Googleは前年からほとんど変化していない。そしてもちろん、MicrosoftとYahooの検索に関する提携が2010年8月より実施されたため、米国では現在BingがYahooに検索結果を提供している。
Nielsenは、2010年8月の統計結果とともに出した声明の中で、次のように説明した。「Nielsenの検索データは、ユーザーが検索ボックスに入力した純粋に意図的な検索のみをカウントしている。ユーザーのブラウザ操作に基づいて検索エンジンが自動的に生成する、意図的でない検索や『文脈』検索は含まれていない」
Nielsenの測定方式ではMicrosoftがYahooを上回ったものの、より広範に引用されるcomScoreの統計では、Yahooは2010年7月の時点でなお大きな差をつけている。comScoreの測定方式では、一部のプロバイダー、特にYahooにとって検索数の増加につながっているとされるスライドショーの一部や、他の明確ではないコア検索は除かれている。
以下のグラフは、Nielsenの統計値と過去1年間の推移を表したものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」