米Yahooは米国時間8月24日、同社検索結果の「Bing」への移行を開始してから1週間が経ち、少なくとも米国およびカナダにおける主要な検索結果の移行を完了したと述べた。
この動きは、MicrosoftとYahooが1年以上前に締結した検索に関する提携に基づくものである。両社は、事業においてより複雑な有料検索という部分の移行に取り組み、続いて世界中での移行へと作業を進めなければならないため、残された作業はまだ多く存在する。
Yahooはブログ投稿で、デスクトップ検索とモバイル検索の両方でウェブ、画像、動画検索にBingが現在利用されていると述べた。
Yahooのシニアバイスプレジデントを務めるShashi Seth氏はブログ投稿で、「これだけの速度で完了できたのは、さまざまな地位にいる多くのYahooおよびMicrosoft従業員の間で行われた素晴らしい作業と連携の証である」と述べた。「今週1つのマイルストンを超えたYahooは、ユーザーおよび広告主にさらなる価値を提供するために、今後も検索エクスペリエンスにおける技術革新の促進を継続するつもりである」(Seth氏)
またSeth氏は、Yahooは、Bingへの移行に伴い、再検討または廃止の対象となっているいくつかのYahoo検索事業の1つであるBOSS(build your own search service)の新しいビジネスモデルについて検討中であるとも述べた。
2010年秋には、Yahooの有料検索もBingに移行する計画である。しかし、両社ともに、移行が非常に重要なクリスマスシーズンに影響を与えるようならば、2011年初頭まで延期してもよいと述べており、米国時間8月24日にはMicrosoftの検索担当幹部であるSatya Nadella氏が、再度これを主張した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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