サンフランシスコ発--当地で米国時間9月19日から開催されているOracle OpenWorldの開幕イベントに、OracleとHewlett-Packard(HP)の幹部が登場した。両社の間には、前HP最高経営責任者(CEO)でOracleのプレジデントMark Hurd氏に関する確執があるが、両幹部ともHurd氏には言及しなかった。
最初に基調講演を行ったHPのエンタープライズビジネス部門担当エグゼクティブバイスプレジデントAnn Livermore氏は、OracleとHPは1万4000の顧客を共有し、Oracleのライセンスの40%がHP製機器で稼働しているなど、Oracleとの協業関係を強調し、Oracleのソフトウェアと顧客をサポートするために「HPは多額の投資をしてきた」と述べた。
一方、OracleのCEOであるLarry Ellison氏は、HPにまったく言及しなかった。同氏は、クラウドコンピューティングとは何なのかについて多くの時間を割いたのち、新しいクラウド製品「Exalogic Elastic Cloud」を発表した。これは、30台のサーバとInfiniBandネットワーク、ストレージデバイス、Oracleの仮想マシンとミドルウェアをひとまとめにしたもので、同氏によれば、Exalogic製品は、最大毎秒200万のHTTPリクエストを処理することができ、この巨大なサーバボックス2つでFacebookをホストすることができるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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