しかし、同社はサードパーティーによるTwitterアプリケーションの開発を常に支援してきたものの、より多くの人にTwitter.com経由でサービスを利用してほしいと思っているのは明らかだ。そのため、今回のデザイン変更は、他社製アプリケーションで以前から利用可能だった機能の多くを提供することを目指しているように思われる。
突き詰めれば、新しいユーザーエクスペリエンスの中心となっている考え方は、ほかの種類のコンテンツを見るために、ホームページに表示されるツイートのメイン閲覧画面から移動しなければならないのはおかしいというものだ。今までは、ユーザーのプロフィールや、写真や動画へのリンクをクリックすると、全く別の表示画面に遷移していた。
しかし、今後そのようなコンテンツのソースを閲覧する際は、ページ右側にあるペインに表示されるようになる。さらに今回のデザイン変更では、以前からあったTwitter.comの短所にいくつか対処している。例えば、以前は1つのページ上に表示されるツイートの数が制限されていたが、今回のリニューアルで、タイムラインを無制限にスクロールできるようになる。
Williams氏は、Twitter.comで何かを見つけることを、以前よりも格段にシームレスなエクスペリエンスにしたことが重要な点だと指摘する。右側で別のコンテンツを表示しているときにも、左側にタイムラインを表示し続けられるようになり、メイン表示画面から移動する必要がなくなる。Williams氏は、そうすることによって、このサイト上に流れる大量のコンテンツから、今までよりも容易に価値を引き出せるようになり、ユーザーに不便を感じさせることもないと語る。
もう1つの大きな要素は、新しいTwitter.comのフロントエンドが、同社独自のAPIを用いて完全に再設計されていることだ。これは、頻繁に起こるTwitterのサービス停止を経験した人にとっては特に重要なことだろう。もちろん、その再設計がTwitterのアップタイムに与える影響はよく分かっていないが、Williams氏は、安定性向上が今回のリニューアルの優先事項だったことを示唆しているようだ。
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