Hewlett-Packard(HP)によるPalmの買収が完了してまだ6週間だが、重要な幹部がまた1人、同社を去った。
TechCrunchは、Palmのデザイン担当バイスプレジデントPeter Skillman氏がHPの退職を決めたことを確認したと述べている。ただし、同氏の次の職場は明らかになっていない。
HPの広報担当者は米国時間8月10日、Skillman氏が「約1カ月前」に離職したことを認めた。
Palm歴11年のベテランであるSkillman氏は、「Palm Pre」を立ち上げた人物として知られる。同デバイスには、Palmを救うとともに、「iPhone」の成功に本格的な衝撃を与えることが期待されていた。だがそのどちらも実現せず、HPは2010年、不調の続くPalmを買収した。
もちろん、HPを去る幹部に対するこの1週間の注目度の点では、Skillman氏は別の人物に遠く及ばない。最高経営責任者(CEO)のMark Hurd氏が、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)と不正な経費報告の疑いで米国時間8月6日に辞任し、衝撃を与えたためだ。
とはいえ、Skillman氏が退職を決めたことで、Palm Preの設計に関与していたトップチームの大半が去ったことになる。「webOS」のユーザーインターフェースを開発したMatias Duarte氏は2010年5月にGoogleに雇われた。webOSの通知システムを支えていたRich Dellinger氏は6月にAppleに移籍し、ソフトウェア担当シニアバイスプレジデントのMichael Abbott氏は4月にTwitterに新しい居場所を見つけた。製品開発担当シニアバイスプレジデントのMike Bell氏は7月、Intelに移ってバイスプレジデントに就くことを選んだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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