ウイングアーク テクノロジーズ(ウイングアーク)は7月29日、帳票データの仕分け、振分、データ変換、封入、封緘などのアウトプット出力運用を実現する新製品「OpenBOST for SVF」の出荷を開始した。
同製品は、インフォコムの提供する帳票仕分けおよび配信ソリューション「OpenBOST」の機能と、ウイングアークの帳票基盤ソリューション「Super Visual Formade(SVF)」の機能を一体化したもの。基幹業務システムから出力される帳票データの、仕分、振分、複数データのマージ、データのソート機能、SVF API関数付加、ファイル着信監視モジュールを装備する。
これらの機能によって、上位システムにより近いデータ仕分け部分までSVFでカバーすることにより、帳票に関して一貫した開発と運用が可能となり、生産性向上とシステムの安定稼動を図れるという。また、仕分けされたデータに対してSVF処理に必要なSVF API関数を自動付加するアダプタを搭載し、データ仕分けから帳票出力までのシームレスな運用が可能だ。部門や部署、拠点ごとの帳票運用を自動化できるとともに、拠点が増えた場合にもマスタ登録で対応でき、プログラム改修が不要な点などが特徴となる。さらに、封入封緘機用特殊印刷情報付加機能を装備する「OpenBOST for SVF 封入封緘オプション」を追加すれば、帳票の封入封緘作業まで、運用を拡張できるとしている。
OpenBOST for SVFの価格は210万円から、OpenBOST for SVF 封入封緘オプションは150万円となる。価格はいずれも税別。なお、OpenBOST for SVFを利用するには、前提として、帳票運用管理ツール「Report Director Enterprise」または帳票印刷実行モジュール「SVF for Java Print」、システム連携ソフトウェアパック「SVF Connect Suite」が必要となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」