Appleは、同社幹部Jeff Williams氏の経歴ページを更新し、同氏の肩書きをオペレーション担当バイスプレジデントからオペレーション担当シニアバイスプレジデントに変更した。10年以上をAppleで過ごしてきたWilliams氏について同社は、「エンドツーエンドのサプライチェーンマネジメントを統括し、当社製品が最高水準の品質基準を確実に満たすよう取り組む」と説明している。
Williams氏は、これまで通り最高執行責任者(COO)であるTim Cook氏直属となる。Williams氏は2004年からオペレーション担当バイスプレジデントを務め、それ以前はワールドワイド調達部門の責任者だった。なお、AppleInsiderがこの昇格を最初に報じた。
Appleがこのところ直面して話題となっている「品質基準」問題に、今回の昇格がいくらかでも関連していることを示す明らかな兆候は今のところない。この問題とは、「iPhone 4」を特定の持ち方で握るとアンテナの受信感度が落ちるとの報告が、所有者やレビュー執筆者から寄せられている件だ。米国時間7月16日には異例の記者会見が行われ、Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏がこの問題への対応策を発表して大きな注目を集めた。Jobs氏は、「弱点」がiPhone 4に固有のものではないと主張しながらも、この問題を軽減するとみられるゴム製のケースを無償で顧客に配布することを明らかにした。
だが、この「アンテナゲート」問題への対応を伝えた直後、Appleは驚異的な四半期決算を発表した。iPhoneと「iPad」の売れ行きに刺激され、同社は過去最高の売上高157億ドルを計上した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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