UPDATE 「iPhone」と「iPad」の好調な売れ行きに牽引され、Appleは、同社四半期売上高としては過去最高の157億ドル、そして32億5000万ドルの利益を得た。
同社は米国時間7月20日、第3四半期(4-6月期)の決算を発表した。売上高は、83億4000万ドルを記録した前年同期よりも88%増加した。また、この157億ドルという数字は、ウォール街の予測の上限に近いものでもあった。アナリストらは、売上高が138億2000万〜157億4000万ドル、1株あたり利益が2.65ドル〜3.74ドルと予測していた。Appleによる予測はいつも通り控えめで、2010年第3四半期の売上高を130億〜134億ドル、1株あたり利益を2.28ドル〜2.39ドルとしていた。
Appleは、同四半期において、この期間に発売となったiPadを327万台売り上げたと述べた。「Mac」は前年同期比33%増の347万台、iPhoneは前年同期比61%以上増の840万台売り上げた。「iPod」の販売台数は今期も減少し、第3四半期の販売台数は941万台と前年同期比8%減であった。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は声明で、「『iPhone 4』というApple史上最も成功した製品ローンチを含め、すべてにおいてわれわれの予測を上回る驚異的な四半期だった」と述べた。
Jobs氏は、2010年12月までの間にさらに新しいデバイスを発売する予定であることも示唆した。「2010年中に、素晴らしい新製品をさらに提供する予定である」(Jobs氏)
iPadの売れ行きは好調な滑り出しを見せている。iPadは10カ国で320万台販売され、iPadと関連付属品による売上高は21億7000万ドルであったと、同社最高財務責任者(CFO)であるPeter Oppenheimer氏は20日午後のアナリストらとの電話会議で述べた。Oppenheimer氏は、iPadの3GモデルとWi-Fi限定モデルの販売台数内訳は公表しなかった。
最高執行責任者(COO)のTim Cook氏によると、iPadとiPhoneの需要は依然として非常に高いという。
「(iPad)とiPhone 4の両方について、当社は第3四半期末に処理しきれない受注を残していた。現在は、両製品ができ次第なるべく早く販売しているという状況だ。納期についてはまだ、当社の目標よりも長い期間を伝えている。(超過需要という)構造を考えれば、これはむしろありがたい問題だ」(Cook氏)
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