富士フイルムは7月21日、独自の撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載した高速オートフォーカス機「FinePix F300EXR」など、デジタルカメラの新製品5機種を発表した。全機種にインターネットからそのままフォトブックを注文できる「フォトブックアシスト」や、ダイナミックなパノラマ写真が撮影できる「ぐるっとパノラマ」を搭載する。
発表されたのは、光学式15倍ズーム搭載のFinePix F300EXR、タッチパネルを採用した「FinePix Z800EXR」、HD動画撮影や動画投稿サイトへの画像アップロードに対応した「FinePix Z80」、高速赤外線通信ができる「FinePix JX280」、1400万画素CCDで細部まで描写する「FinePix S2800HD」になる。
FinePix F300EXRは、瞬時に被写体との距離を測定する位相差画素をイメージセンサに組み込んだ独自の「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載し、一眼レフ並みの最速0.158秒でフォーカスを合わせる「瞬速フォーカス」を搭載。2つのレンズ群を鏡胴内でスライドさせて収納するフジノン「ツインシフトレンズ」の新開発により、光学15倍ズームレンズを搭載しながら、高さ59.2mm×幅103.5mm×奥行き32.6mmのコンパクトボディを実現したとしている。ボディカラーはブラックのみ。店頭想定価格は4万5000円前後となる。発売は9月4日。
FinePix Z800EXRは、3.5型の約46万ピクセルのワイドタッチパネル液晶を採用。液晶画面を上下に2分割し、上にプレビュー画面、下にサムネイル画面を表示する「2画面サクサク再生」と、日付、シーン、画像タイプ、顔別に画像を検索できる「ピクチャーサーチ」を装備する。ボディカラーはレッド、ゴールド、ピンク、ブラックの4色を用意。店頭想定価格は3万3000円前後になる。
FinePix Z80は、薄さ20.1mmのスリムボディに1420万画素のCCDとフジノン光学式5倍ズームレンズを搭載した。自動シーン認識機能「シーンぴったりナビ」を内蔵し、シーンに合わせた高画質撮影が可能としている。動画撮影は1280×720ピクセルのHD撮影をサポート。動画や画像をYouTubeやFacebookにアップロードできる「アップロードボタン」を備える。
ボディカラーは、淡いカラーリングのピンク、ラベンダー、ミントと、落ち着いた雰囲気のブラウンを用意。店頭想定価格は2万5000円前後になる。
FinePix JX280は、1410万画素CCDと広角28mmからのフジノン光学式5倍ズームレンズを搭載。高速赤外線通信機能を備え、撮影した画像をワイヤレスで通信できる。この機能を搭載したFinePixシリーズや携帯電話などと、画像の送信、受信が可能だ。ボディカラーはシャンパンゴールドとブラックの2色。店頭想定価格は1万5000円前後になる。
FinePix S2800HDは、広角28mmから超望遠504mmの高精細フジノン光学式18倍ズームレンズ搭載を搭載したロングズームデジタルカメラ。ボディサイズは、高さ73.4mm×幅110.2mm×奥行き81.4mmで、重量は約341g (電池、メモリーカード含まず)になる。HD画質での動画や静止画記録に対応。ボディにはHDMIミニ端子を装備する。ボディカラーはブラックのみ。店頭想定価格は3万前後となる。
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