富士フイルム、タッチパネルを2画面で操作できる「FinePix Z700EXR」など6機種が登場

　富士フイルムは2月2日、コンパクトデジタルカメラ「FinePix」シリーズにおいて、タッチパネルを採用した「FinePix Z700EXR」など6機種を発表した。2月20日から順次発売する。価格はオープン。

　FinePix Z700EXRは、3.5型のワイド・タッチパネル液晶を搭載。液晶画面を上下2つに分けて表示、操作できる「2画面サクサク再生」機能を備えた。2つの画像を見比べたい時や、上にプレビュー、下にサムネイルを表示するなど、画像検索が簡単にできるという。

　カメラの縦向き・横向きを自動で判別し、それに合わせて液晶画面の表示を回転させる新機能「タテヨコオート」も装備された。モニタ内に表示された操作ボタンも回転するため、撮影時も再生時もカメラの向きを気にせず操作できるとのことだ。

　また、犬と猫の顔を自動検出し、ピントを最適化する「ペット自動検出」機能を搭載。正面を向いた犬または猫の顔を、上下逆さまを含めて360度どんな向きに傾いていても最大10匹まで検出できる。犬や猫が正面を向いた瞬間にピントを合わせて自動でシャッターを切る「ペットオートシャッター」も搭載した。

　イメージセンサは、1200万画素の「スーパーCCDハニカムEXR」をZシリーズに初搭載。光学式5倍ズームレンズを搭載しながら、薄さ20.3mm（最薄部16.9mm）のスリムボディで、角に丸みを持たせた手になじむデザインになっている。

　本体カラーは、レッドとピンク、シルバー、ブラックの4色をラインアップした。店頭想定価格は3万3000円前後となる。

「FinePix Z700EXR」

　「FinePix Z70」は、ピンク、シルバー、ブロンズ、ブルーのメタリックカラーが目を引くスタイリッシュなデジタルカメラだ。

　薄さ20.1mmのスリムボディに、フジノン光学式5倍ズームレンズを内蔵。本体には、静止画から動画撮影への切り替え、撮影した画像をウェブサイトにアップロードする際に便利な、2つのワンタッチボタンを搭載した。

　また、複数回に分けて撮影した動画をつなげて、1つの音声付き動画ファイルとして保存する「つなぎ撮り」モードや、ブログ用の画像加工が可能な「ブログモード」なども備える。店頭想定価格は2万5000円前後となる。

「FinePix Z70」

　「FinePix XP10」は、防水・防塵における保護規格IP68に準拠したタフネスモデル。水深3メートルまでの防水や高さ1mから落としても耐えうる耐衝撃構造、マイナス10度までの耐寒性能、砂やほこりの侵入を防ぐ防塵の4つの機能を備えた。

　本体は、薄さ23.2mm（最薄部21.7mm）のコンパクトボディに、フジノン光学式5倍ズームレンズと有効画素数1220万画素のCCDを搭載。レンズを覆う強化ガラスや、グリップ部にはラバー素材を施すなど、アウトドア仕様になっている。静止画から動画への切り替えが簡単な「動画撮影ボタン」も採用している。

　本体カラーは、シルバーとブルー、ピンクの3色。店頭想定価格は2万8000円前後となる。

「FinePix XP10」

　「FinePix S2500HD」は、広角28mm〜望遠504mmの超ワイドレンジなフジノン光学式18倍ズームレンズを搭載。2cmまで接写可能なスーパーマクロ撮影にも対応する。

　有効画素数1220万画素の1/2.3型正方画素CCD原色フィルタを採用。ISO6400の高感度撮影が可能だ。本体にHDMIミニ端子を装備している。店頭想定価格は3万円前後となる。

「FinePix S2500HD」

　「FinePix JX200」は、薄さ22.9mm（最薄部18.5mm）の薄型メタルボディに、広角28mmのフジノン光学式5倍ズームレンズを搭載した。被写体が笑顔になった瞬間に自動でシャッターを切る「笑顔」モードや、撮影後に目をつぶっていることを知らせる「目つぶり検出」を搭載する。

　本体カラーは、シルバーとブラックの2色を用意。店頭想定価格は1万7000円前後となる。

「FinePix JX200」

　「FinePix AX200」は、電源に単3形乾電池2本を採用した。本体は薄さ27.8mmのコンパクトサイズを実現し、持ち運びの多い旅行などで活用できる。

　有効画素数1220万画素のCCDと、広角28mmからのフジノン光学式5倍ズームレンズを搭載する。店頭想定価格は1万5000円前後となる。

「FinePix AX200」