Googleは7月7日、動画サイト「YouTube」に投稿されたビデオ動画をもとに、長編映画を制作するプロジェクト「Life in a Day」を実施すると発表した。完成作品は2011年1月、サンダンス映画祭でプレミア上映される予定だ。
Life in a Dayは、世界中のユーザーがアップロードした2010年7月24日の“ある1日”を撮影した動画を紡いで、1本の長編映画を制作するプロジェクト。監督はアカデミー賞受賞歴を持つKevin Macdonald氏が、エグゼクティブプロデューサーはRidley Scott氏がそれぞれ務める。作品に採用されたユーザーは、完成作品の中で共同監督としてクレジット表記されるほか、このうち20人はサンダンス映画祭での世界プレミア上映に招待される。
動画は、7月24日から31日まで専用サイトでアップロードできる。アップロードできる動画の長さは最大10分で、アップロードする本数に制限はないとしている。13歳以上のユーザーであれば参加可能だが、未成年の場合は保護者の同意が必要となる。
監督のKevin Macdonald氏は、「2010年7月24日という日がどんな1日だったかを未来の世代に伝え続けるタイムカプセル」と位置付けており、「社会的な映画制作におけるユニークな実験であり、YouTubeという世界的なユーザーコミュニティを通じて膨大な記録映像を集めるというのはすばらしいアイデアだと思う」とコメントする。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」