商品名が不明なのでとりあえずこのサッカーボール型ケータイ、「GYSケータイ」と呼んでおこう。パッケージは久しぶりに「これ、何が入っているんですか?」って雰囲気のシンプルなものだ。パッケージ上部にはサッカーボールの写真のみ。側面に機能が書かれているが、箱をぱっと見ただけではいったい何の製品の箱なのかわかる人はいないだろう。なおパッケージ説明には「500ピクセルカメラ」「2Gトランスフラッシュ(micro SDカード)サポート32G」などかなりテキトーなことも書かれている。どっかのケータイのパッケージの説明をコピーしているうちにこんなのになっちゃったんだろう。
パッケージをあけてみても、そこには手のひらにのるサッカーボールが見えるだけだ。これを見てもやっぱりこれがケータイとは気がつかないだろう。中敷をはずすとバッテリーやら充電器やらが入っているのでようやくこれがケータイとわかるかもしれない。だがこの丸いサッカーボールをどうやってケータイとして使うか、これまた悩む人が続出するであろう。実はこのサッカーボール、真ん中から開くことでケータイになるのだ。
ちなみにこれまでのトンデモケータイの連載では、真ん中から割って開くスタイルのケータイとして「ペンギン型ケータイ」と「りんご型ケータイ」を紹介したことがあった。どちらもバッテリやSIMカードの入れ方に一瞬悩む製品だったが、このGYSケータイもどうやって本体内部にアクセスするのか全く検討がつかない。トンデモケータイを多数扱ってきた筆者もさすがによくわからず、付属のマニュアルに頼ってみることにした。
マニュアルによると、本体の下部をひねることで下部の部分全体が電池カバーとして外れるらしい。そしてその中にバッテリーやSIMカード、microSDカードがうまい具合に収まるようになっている。なんだか箱根細工というかアクションフィギュアというか、わかる人だけが内部にアクセスできちゃうってギミックがちょっと楽しい感じだぞ。
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