Microsoftは「Project Natal」の正式名称を「Kinect」と発表し、2010年11月に発売する計画を明らかにした。
(アップデート:北米の発売日は11月4日で、発売日にKinect向けのゲームも15種類用意される予定だ。)
企業ユーザーがKinectに注目する理由はあるのだろうか?Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は2010年4月、ジェスチャーを認識するカメラ/センサであるNatal/Kinect端末こそ、Microsoftが2010年にリリースする製品の中で最も興味深い製品だと述べている。Microsoftは当面の間、同デバイスをPCの付属品として売り込むつもりはないだろう。しかし、これこそが、Microsoftの今後目指している姿だ。つまり、手を振る動作でスライドショーが切り替わり、腕の動作でマウスやタッチパッドなしに画面をスクロール可能になることなどだ。
ブロガーのManan Kakkar氏によると、Microsoftは最近、PC分野でKinectのようなジェスチャー中心のエクスペリエンスの構築を目指した特許を申請しているようだという。
Microsoftはロサンゼルスで開催のElectronic Entertainment Expo(E3)でKinectを披露した。同社はE3で、Kinect対応のゲームと最新のビデオチャットサービスも発表している。MicrosoftはKinectの価格情報を公開していないが、Microsoft観測筋の多くが150ドル以下ではないかと予想している。
MicrosoftはNatural User Interface(NUI)技術の製品化を進めており、Kinectはその一環となる。NUIには、タッチや音声、ジェスチャー認識などが含まれる。ひょっとすると、ユーザーをこれまで以上にPCの前に留めながらも、エクササイズできるようにする(たとえ腕を振ることのみであっても)、という壮大な計画の一部なのかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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