「Bing」はユーザーの検索語に対し、FacebookおよびTwitterからの最新アップデートを表示するようになった。
Microsoftは米国時間6月9日、検索エンジンBingのソーシャルサイトを正式にローンチした。検索語に対し、Facebookからの公開および共有アップデートと、Twitterからの最新のツイートを検索し、リアルタイムな検索結果を表示する。
同ソーシャル検索エンジンは、Bingの通常の検索エンジンと同じように動作する。単にキーワードを入力すれば、2つのソーシャルネットワークからの最新および最近の投稿の一覧が表示される。各投稿には、静的なページからYouTubeの動画にいたるまでのあらゆるウェブサイトへのリンクがあり、そこでその話題に関するさらなる情報を参照することができる。
Facebookにおけるプライバシーに関する懸念に配慮し、Bingは、Facebookのファンページと、すべての人とコンテンツを共有するように設定されているファンページ以外のページの共有リンクのみからアップデートを取得すると、Microsoftはブログで述べた。また、それらに対しても、名前や写真などの個人情報はフィードには表示されない。
Bingのソーシャル検索を実行すると、2つのセクションが表示される。上側にあるセクション「Public Updates」では、Twitterフィードと、Facebookの公開ファンページからのコンテンツおよびリンクが表示される。下側のセクション「Shared Links」では、Twitterの最新のツイートと、Facebookの個人ページが提供するリンクが表示される。
Public Updatesはリアルタイムに表示される。Play/Pause(再生/停止)ボタンをクリックすることにより、コンテンツを更新したり、そのままの状態に保ったりすることができる。特定の検索結果をクリックしてさらなる情報を参照したり、All Results(すべての検索結果)リンクを選択して、Bingの従来型の検索エンジンによる検索結果を表示したりすることもできる。Bingは、ユーザーの履歴も記録するため、以前の検索に戻ることも可能だ。
検索結果は、FacebookとTwitterから抽出されたものである。つまりBingは、サードパーティを介することなく、直接両者からフィードを取得する。
新しいソーシャルページは、Bingのリアルタイムアップデートの提供に向けたFacebookおよびTwitterとの提携に基づくものである。Bingは2009年10月に、手始めとしてTwitter限定の検索ページをローンチしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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