Appleのエンジニアが紛失したとされるプロトタイプにGizmodoが5000ドルを払って以来、新しいiPhoneの写真がブログスフィアに広く出回っている。
写真から判断するかぎり、そのデバイスはわずかに重くなり、背面は平らで、より角張ったデザインになるようだ。ディスプレイはサイズが小さくなり明るさが増すようで、側面の枠はアルミニウムのようだ。背面が曲面で、テーブルの上に置くとわずかに揺れる「iPhone 3G」と「iPhone 3GS」からは、大きな変化だ。
筆者は、実際に自分の目で見て手に取るまで、意見を控えようと思うが、より角張った形になれば、「iPad」や、HTCの「Droid Incredible」など一部のGoogle「Android」デバイスと調和したデザインになるだろう。Gizmodoによれば、新しいiPhoneには、メインカメラ用のフラッシュ、分割されたボリュームボタン、Micro-SIMカードスロット(iPadと同様)、そしてノイズキャンセル機能つきマイクも搭載される可能性があるという。
また、前面にビデオカメラが搭載されるとも伝えられているが、それをテレビ電話に使えるとは、筆者は考えていない。AT&Tは一部の電話機で「Video Share」アプリケーションを提供しているが、このサービスはどこでも使えるわけではないし、あまり積極的に宣伝されていない。新しいカメラがあるとしても、自分の写真を撮るだけのものになる可能性はある。
テザリング:AT&Tが先ごろスマートフォン向けデータプランの改定を発表したことは、テザリングについての歓迎すべきニュースだ。この機能は、Appleの幹部が2009年3月に「iPhone OS 3」を発表した際に初めて言及して以来、1年以上も待たれていた。米国以外の国でiPhoneのテザリングが利用できるところがあることも、米国でできない原因がAT&Tにあったことを意味しているのだから、注目に値する。米国でもようやく利用可能ということになれば、うれしいことだ。
処理能力:新しいiPhoneには、iPadの「A4」チップに似た、より速いプロセッサが搭載されるかもしれない。特に「iPhone OS 4」ではマルチタスクが導入されるため、パフォーマンスの向上はどんなものでも歓迎だ。
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