「iPad」、出荷台数で「Mac」を超える見込み--アナリスト予測

文:Brooke Crothers(Special to CNET News) 翻訳校正:編集部2010年06月01日 08時36分

 アナリストによると、「iPad」の出荷台数は2010年9月までに、Appleの「Mac」コンピュータを超える見込みだという。また、今後発売予定の「iPhone 4G」の製造台数は9月までに、1200万台に達する見込みであるという。

 Rodman & RenshawのアナリストであるAshok Kumar氏は米国時間5月28日、「9月の四半期(7-9月期)までに、iPadの販売台数はMacを超える見込みである。Macの四半期毎の販売台数は、平均で約300万台である」と電話インタビューで述べた。iPadの出荷台数は、9月の四半期までに、「容易に」400万台に達するだろうと、Kumar氏は述べた。

 またKumar氏は、iPhone 4Gの製造状況についてもコメントした。同氏は28日にリリースした調査メモに、「サプライチェーン調査からは、4Gの製造台数は、9月の四半期までに1200万台に達する予定であることがわかる」と記している。iPhone 4Gは、2010年中の発売が見込まれているAppleの次世代iPhoneである。

 「『iPhone 3GS』と合わせて、iPhone全体の四半期出荷台数は9月に、1500万台に達する見込みである。この傾向が実現すれば、2010年のiPhone出荷台数は、現在の市場予測をはるかに上回って、4000万台を超えることになる。この製造台数は、Appleがますます通信事業者を問わない存在になっていることを証明するものである」とKumar氏は記している。

 Kumar氏は、次のように続けている。「Verizonのローンチは、クリスマスシーズンに照準を合わせている。後に控えるFCCの認定に加えて、Verizonとの契約締結が、これに間に合わせるために必要な主要要素である。サプライチェーン調査からは、Appleがクリスマスシーズンに合わせて同製品をローンチする予定であることがわかる。これらがすべて計画通りに進行すれば、iPhone(全機種)の四半期出荷台数は、12月までに1700万台に達する可能性がある」と同氏は記している。

 iPhone 4Gでは、前面のカメラ搭載、バッテリ寿命の改善、ディスプレイ解像度の向上、新デザイン(アルミニウム枠で増強された四角いデザイン)、Appleの「A4」プロセッサの搭載などの新機能が見込まれている。

 Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は6月7日、同社のWorldwide Developers Conference(WWDC)において、開幕の基調講演に登場する予定である。そこで同氏は、次世代iPhoneについて何か詳細を語るかもしれない。

 VerizonのiPhoneも予測されているが、VerizonもAppleもまだこれを認めていない。両社の提携が実現すれば、現在のAT&TによるiPhoneの独占販売体制はくずれることになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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