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グーグルの「パックマン」ロゴができるまで--ウェブ技術でオリジナルを忠実に再現 - (page 2)

文:Daniel Terdiman(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年05月27日 07時30分
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 「GoogleのDoodleプロジェクトについて非常にうれしく思っている。今回Googleが初めてDoodleに音声を付け、またプレイできるものにしたことは、パックマンの影響力がいかに大きいかを示している」。NAMCO NETWORKS AMERICAの社長兼最高経営責任者(CEO)久恒健嗣氏は米CNETに対し、電子メールでこのように述べている。

 Germick氏によると、Wichary氏は最終的に「写真のように完全な」バージョンを完成させたという。ただし当然のことながら、例外が1つある。Googleのトップページロゴである以上、デザインに「Google」という単語を入れなければならない。そこでWichary氏、Germick氏、そして両氏の同僚らは、自分たちのパックマンでは、その特徴的なゲーム画面の中央にGoogleの名前が入るようにした。

ゲームとともに育った少年時代

 ポーランドで育ったWichary氏だが、アーケードビデオゲームは体に染みついたものだった。同氏の父親はゲーム技術者で、同氏をよくアーケードゲームに連れて行き、さまざまなマシンの動きを見せてくれたという。そのようなささやかなきっかけから、同氏の半生にわたってゲームへの関心が生まれ、やがて今回のパックマンプロジェクトを可能な限りオリジナルのゲームに忠実なものにしようという動機と情熱が生まれた。

 オリジナルに忠実であることにこだわる姿勢は、パックマンのちょっとした癖にまで及んだとWichary氏は説明している。例えば、多くの人は経験したことがないだろうが、オリジナルのアーケードゲームには、256面をクリアした瞬間、後に「キルスクリーン」と呼ばれるようになった画面が表示されるというバグがあった。これは、実質的にマシンがクラッシュするというものだ。Googleはこの点までも周到に再現した。

 同様に、オリジナルのパックマンでは、特定の面をクリアすると待機時間となって短いアニメーションが表示されるようになっていた。これはユーザーが指を休めたり、場合によってはコーヒーに手を伸ばしたりする時間を与えるものだったため、後に「コーヒーブレイク」として知られるようになった。この点もGoogleバージョンで再現されている。

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