NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とNTTドコモ、NTTレゾナント、日本電信電話(NTT)の4社は5月13日、1つのIDで複数のウェブサイトにログインできるシングルサインオン「NTT IDログインサービス」を発表した。5月14日に提供開始する。
NTT IDログインサービスは、NTT Comの「OCN ID」やNTTドコモの「docomo ID」、NTTレゾナントの「gooID」を使って、NTTグループやパートナー企業のウェブサイトにログインできるOpen IDに準拠したサービス。サービス開始当初は、NTTレゾナントのポータルサイト「goo」にのみ対応しており、OCN IDとdocomo IDを使ってそれぞれログインできる。
また、NTT IDログインサービスを活用した決済サービス「NTTネット決済」を2010年度第2四半期中に提供する。ユーザーはECサイトごとにクレジットカード情報を登録する必要がなくなるほか、携帯電話やOCNの料金と一緒に支払いが行えるようになる。
パートナー企業としては現在、ジェイティービー、角川グループ、シャープ、大和ハウスグループ、東京海上グループ、損害保険ジャパン、三井住友海上が決定している。各社の会員向けサイトやECサイトなどでの決済が、NTT IDログインサービスとNTTネット決済を使って行えるようになる予定だ。
NTT Com取締役でネットビジネス事業本部 副事業本部長の若井昌宏氏によると、各ID数は現在、OCN IDが800万弱、docomo IDが5000万弱、gooIDが1000万強にのぼるという。若井氏は、「各業種を横断的につなぐ基盤として、パートナー企業とともにNTT IDログインサービスとNTTネット決済の活用と発展を目指す」と述べている。
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