DellとGoodwill Industries Internationalが実施している電子機器のリサイクルプログラムに、Microsoftも参加することが米国時間4月21日に明らかになった。
Goodwillは古着や中古家具を集めて販売するほか、中古電子機器の持ち込みも受け入れている。
2004年にDellとの提携によって始まった「Reconnect」と呼ばれるプログラムでは、参加しているGoodwillセンターに消費者が中古のコンピュータや周辺機器を持ち込むと無料でリサイクルされる仕組みになっている。
今回、「Zune」や「Xbox」といったMicrosoft製品もGoodwillが受け入れる電子機器のリストに追加された。
Reconnectが実施されている州とそうでない州があり、米国のどこに住んでいても気軽に同プログラムを利用できるわけではない(筆者の場合、一番近い集積所でも30マイル以上離れている)。しかし、Reconnectを利用できるGoodwillの施設は全米に1900カ所あり、4月初めにはカナダのオンタリオ州とケベック州にも集積所ができた。
持ち込まれた機器はGoodwillの従業員によって選別される。まだ使えるものは販売され、修理可能なものは再生し、修理不可能なものは分解してリサイクルする。
掲げている目的は立派だし、同プログラムでは開始以来「9600万ポンドを超える電子機器廃棄物を埋め立て処分に回すことなく活用できた」と説明しているが、消費者に自分で集積所まで持って行こうという気にさせることにどの程度成功しているかは定かでない。
Pike Researchが実施した電子機器リサイクルに関する最新の世論調査によると、一般家庭では平均2.8台の電子機器をがらくたとしてどこかに放り込んだままにしている。また消費者の35%は、通常のゴミ収集だけでなく不要な電子機器についても、道路脇に出しておけば回収してくれるサービスがほしいと考えているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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