マイクロソフトは4月22日、次期生産性アプリケーション群である「Microsoft Office 2010」の開発が完了したことを受け、日本での発売日と価格を発表した。企業向けボリュームライセンスの提供は5月1日、パッケージ製品(プレインストール版含む)は6月17日に提供が開始される。また、MSDNとTechNetでのダウンロードは4月23日より、ボリュームライセンス(ソフトウェアアシュアランスユーザー)に対しては4月28日より順次ダウンロード提供がスタートする。
マイクロソフト、インフォメーションワーカービジネス本部業務執行役員本部長の横井伸好氏は、2009年11月から展開していたOffice 2010のパブリックベータプログラムに対し、Office 2007の同プログラムと比較して倍以上の参加者があったことに触れ、「(ベータプログラムに参加した)89%のユーザーがOffice 2010に満足している。特に、PowerPointとOneNoteへの評価が高く、大きな手応えを感じている」とした。
スイート製品のエディションとしては、パッケージ版で「Personal」「Home and Business」「Professional」「Professional Academic」の4種、企業向けのボリュームライセンス版で「Standard Office Professional Plus」の2種が用意される。パッケージ版については、海外では「アップグレード価格」が既に設定されていないが、日本においては「プレインストール版として広く普及しているOfficeのユーザーに、分かりやすいアップグレードパスを提示する」という意図から、引き続きアップグレード版の提供を行うという(各スイートの構成製品と価格については、記事最後の表を参照のこと)。
今回、Personalの通常版については2万9800円、従来のStandardに相当するHome and Businessの通常版については3万4800円の価格設定(税別)がされている。これらについては「2007よりも3割以上安い」(横井氏)としており、従来は単体製品として提供されていた「OneNote」が今回からスイートに含まれる点も含めて、価格面での魅力を増したとする。
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