ユニファイ・リサーチは4月19日、スマートフォンや電子書籍など指でなぞって文字を入力する“デジタル手描き技術”の発展と普及を目指す団体「手描きコンソーシアム」を設立したと発表した。
手描きコンソーシアムは、手描き技術を使ったコンテンツやサービスの開発を目指す企業を支援するために設立された団体。ハードウェアやソフトウェア、コンテンツ、インテグレーション、メディア、サービスといった各分野の事業者と大学の研究者が連携して一元的なサービスの提供を図る。
手描きコンソーシアムの会員同士は手描き技術を収集したり発信したりできるほか、サービスの立案や試作品の作成などもできる。また、広報活動や啓蒙活動を通じて将来的には海外展開を目指している。
手描きコンソーシアム事務局のユニファイ・リサーチ代表取締役社長の五内川拡史氏は、「マンガやアニメといった日本ならではの手描き文化を世界に発信して、競争力のある新たなビジネスを創出したい」と述べている。
手描きコンソーシアムの会員企業は4月12日時点、イートライジャパンとウィルコム、学研パブリッシング、グローバルエンジニアリング、シャープ、スマートジャパン、ゼンリン、デジタルハリウッド、日本テレビサービス、ブイキューブ、BOOST、ユニファイ・リサーチ、ロケーションの13社。今後1年間で30〜50社の獲得を目指す。
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