その分野の1つが、さまざまなソースから写真や連絡先を集めて統合する機能だ。MicrosoftがとっているアプローチはPalmの「Palm Pre」と同様に、「ユーザーはメディアを多くの場所に保存しており、それがどこにあるかに関係なく、1つのカテゴリで自分のすべてのメディアにアクセスしたいと考えている」というものだ。それとともに、Facebookのようなソーシャルネットワークとも密接に統合されると筆者は見ている。対照的に、Appleはそれを別個の「アプリケーション」とみなす傾向が強い。
「Office」モバイルアプリケーションも差別化に寄与するかもしれない。ただし、Windows Phone上でのOfficeの体験がどういうものなのかまだ確認していないので、筆者は自分の目でそれを確かめるまで、判断を控えることにする。ユーザーは主に文書を閲覧したいと考えており、場合によっては簡単な編集を行いたいと考える傾向がある。iPhoneや「BlackBerry」などのデバイス向けには、「Documents to Go」のようなサードパーティー製ツールもあるが、この分野にはMicrosoftが独自性を発揮できる余地がある。
また、Microsoftが容認するハードウェアの多様性の幅は以前よりも狭くなっているが、それでもタッチスクリーンのみのモデルに加えて、物理キーボードを搭載した携帯電話が登場する可能性はある。Appleから物理キーボード搭載モデルが発売される可能性は低そうだ。
興味深いのは、Appleが先日発表したばかりのソーシャルネットワーク「Game Center」だ。「Xbox Live」によってWindows Phoneの独壇場になるはずだった分野に、AppleがGame Centerで侵入してきたわけだが、このことはMicrosoftにとって、ある程度有利に働くかもしれない。Xbox LiveサービスはAppleが言及していた機能をすでに備えているほか、既存の巨大なコミュニティーもある。
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