Microsoftは米国時間3月25日、Electronic Entertainment Expo(E3)トレードショーで同社が毎年開催するメディア向けブリーフィング、さらに、「Project Natal」の「エクスペリエンス」に関する「ワールドプレミア」への招待状を発送した。
これまであまりテレビゲームコンソール向けのモーションコントローラをめぐる各メーカーの競争について知らなかった人々のために改めて説明を加えるならば、Project Natalは、Microsoftのハンズフリーシステムである。Project Natalを使うことで、Xboxユーザー、さらにおそらくはWindows搭載PCのユーザーは、スクリーン上の表示物の大半を自分の身体の動きで操作可能になる。
Microsoftは、2009年のE3において正式にProject Natalの発表を終えているため、ロサンゼルスで6月13日夕方に予定されている「ワールドプレミア」が一体どのようなものになるのかをめぐる疑問が生じている。筆者は、ほぼ正式な発売のフォームファクターに近い形でProject Natalが披露され、実際の対応製品とともに公開されるのではないかと予想している。
いずれにせよ、Microsoftが今回の発表を計画しているということが分かり喜ばしく感じている。とりわけ同社は、2010年のE3におけるイベント開催のスケジュールに関して、3月25日の午前中までは何ら明らかにしていなかったからだ。6月13日夜のProject Natalのプレゼンテーションに続いて、14日午前にはメディア向けのブリーフィングも開催される。
Microsoftは、Project Natalが2010年末のホリデーショッピングシーズンまでに発売されることを明らかにしているが、その販売価格については情報を出してこなかった。英ゲーム誌のMCVは2009年11月に、複数の情報筋が語った話として、単体でのProject Natalの販売価格は50ポンド(約74ドル)未満になる可能性が高いと報じた。
一方、Microsoftの最大の対抗企業となるソニーは3月に入って、独自のモーションコントローラシステム「Move」の正式なプレゼンテーションを実施した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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