ノルウェーのOpera Softwareは現地時間3月16日、モバイル用ウェブブラウザ「Opera Mini 5」第2ベータ版および「Opera Mobile 10」ベータ版を、それぞれ最新の安定した正式版に切り替えた。
これまでのベータ版を使ってきたユーザーにとって、今回新たに正式版となったOpera Mini 5とOpera Mobile 10は、直近のベータ版をほぼ踏襲している。新機能は何も追加されていないが、いくつかのバグが修正され、同ブラウザは今や100を超える言語をサポートする。
Operaのソフトウェアで閲覧したことがない人のために説明すると、Opera Miniはプロキシサーバを利用するブラウザで、「BlackBerry」を含むJava対応の携帯端末上で動作する。ただし、「Android」および「Windows Mobile」搭載端末向けのOpera Mini 5は、まだベータ版にとどまっている。Operaのスタンドアロン型ウェブブラウザであるOpera Mobileは、「Symbian OS」用プラットフォーム「S60」およびWindows Mobile搭載端末上で動作する。
これまでの安定版「Opera Mini 4.2」から今回のOpera Mini 5への変化は劇的で、主な改良点として、Operaの「Speed Dial」サムネイルで管理するインターフェースの整理と更新、ブラウジング速度の高速化、タブブラウジングとパスワードマネージャのサポートといったより高度な機能などが挙げられる。Opera Mobile 10は、旧バージョンの「Opera Mobile 9.6」と外観がほぼ同じだ。すでにタブとパスワードマネージャは搭載済みだったため、インターフェースおよびパフォーマンスの改善がOpera Mobile 10の売りとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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