三菱電機は3月1日、長野県飯田市にある中津川製作所飯田工場に太陽電池セル第2工場が完成したと発表した。これにより三菱電機の太陽電池セル年間生産能力は、現在の220メガワットから2010年度中に270メガワットへと増強される。
あわせて、工場内には単結晶シリコン太陽電池セルの製造設備を導入し、2010年度中に生産を開始するとのこと。三菱電機では太陽電池モジュールの組み立てを手がける中津川製作所京都工場にも単結晶シリコン太陽電池モジュールの生産ラインを新設する。
今後は、従来から取り組む多結晶シリコン太陽電池モジュールに加え、単結晶シリコン太陽電池モジュールをラインアップし、2系列で展開していくとのことだ。
また中津川製作所では、住宅用パワーコンディショナの生産能力を、これまでの月間4000台から5月には月間6000台へ増強することも発表。三菱電機では、販売店拡大や研修体制拡充など事業推進体制も整備し、2011年度以降早期に600メガワットの年間生産・販売体制を確立するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス