シャープは1月4日、イタリアにおいて、薄膜太陽電池の生産事業と、太陽光発電事業に関する2つの合弁契約を締結したと発表した。いずれも合弁会社を2010年3月末までに設立予定としている。
薄膜太陽電池の生産事業を手がける合弁会社は、イタリアの電力会社エネルのグループ会社「エネル・グリーン・パワー」(EGP)と欧州の半導体生産会社「STマイクロエレクトロニクス」(STM)とともに手がける。
STMの工場を活用し、稼働は2011年初を予定。年間生産能力は160メガワット。将来的には480メガワット規模までの拡張を視野に入れる。
一方太陽光発電事業においては、EPGと2社で合弁会社を設立。出資比率はEPGが50%、シャープが40%、シャープのイタリアでの販売会社であるシャープエレクトロニクスイタリアが10%となる。
イタリア、フランス、スペイン、ギリシャなど地中海地域を発電所予定地としており、2016年12月末までに合計500メガワット以上の規模となる太陽光発電所を建設するとのことだ。
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