日本最大級となる環境をテーマにした展示会「エコプロダクツ2009」が、12月10日に東京・江東区の「東京ビッグサイト」にて開幕した。太陽光発電システムや電気自動車の最新情報が見られる。
出店者数は721社・団体。12月12日までの3日間で18万人の来場者を見込む。
展示会場は、企業の出展ブースのほか、大学・教育機関コーナー、ジュニアグリーンスクールなど、学生を対象にしたコーナーも設置。会場内を「循環型社会」「低炭素社会」といった目的別に巡るエコツアーなども組まれている。
企業ブースでは、自動車メーカー、家電メーカーから小売店、飲食メーカーなど幅広い業種が出展。企画、商品、サービス、システムといった「エコ活動」の最前線が見られる。
すでに市場にも登場し、注目度の高いエコカーは、トヨタ自動車、日産自動車、マツダ、三菱自動車工業、富士重工業などが最新モデルが並べられた。会期中は会場周辺を約2km走行できる「エコカー乗車体験」も実施している。
補助金制度の復活や新たな買取制度の導入で、販売増に期待がかかる太陽光発電は、シャープ、京セラ、三洋電機などが実物のパネルを展示。発電エネルギーの「見える化」やソーラー発電のミニチュア模型などを合わせて展示することで、多角的に太陽光発電をアピールしていた。
また、電池関連多数出展されていた製品の1つ。東芝の「SCiB」や三洋電機の「eneloop」など、すでに商品化されているもののほかにも、ソニーでは色素が吸収した光を電気へ変える「色素増感太陽電池」、ぶどう糖で発電する「バイオ電池」などの技術参考展示がされている。
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