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「Google Buzz」を考える--Facebookキラーとしての可能性

文:Caroline McCarthy(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年02月17日 07時30分
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 ステータスメッセージとジオロケーション、ソーシャルメディアアグリゲーションの新しい奇妙な寄せ集めである「Google Buzz」が、米国時間2月9日に発表された。この発表が及ぼす影響についての酒飲みゲームを考えたとしよう。GoogleがFacebookやTwitter、多くの新興の「ジオ」サービスを「亡き者」にしようとしていると専門家が言うたびに、1杯飲むというゲームだ。

 そんなことをしたら、すっかり酔っ払ってしまうだろう。

 「これはFacebookキラーだ」「これでTwitterは終わりだ」といった叫びには飽き飽きさせられるが、Google Buzzが、これまでソーシャルネットワーキングをしっかりと掴んだことのないGoogleからの、この分野へ食い込もうとする初めての大きな動きの1つであることを考えれば、そのような声もよく理解できる。そしてGoogle Buzzは、道を切り開くものではなく反動的なものだ。これは、人々がこうした短いリアルタイムメッセージとソーシャルメディア共有を気に入っているという事実に対する、Googleからの最大の返礼だ。Googleは、人々がFacebookを使う理由、人々がTwitterを使う理由、アーリーアダプターが「ジオ」サービスを使い始めた理由に注目し、それらを総合して、既存の「Gmail」クライアントと密接に結びついた1つの製品を作ることを目指している。

 しかし、ほんの数年前、すべてのソーシャルメディアサイトが競合サイトに1歩先を行かれる危険に常にさらされていたようなころと比べると、事態は大幅に変わっている。この分野はすでに成熟しており、新たな参入者が台頭するということは、何千万人ものユーザーが自発的にそれまでのサービスを捨てることを意味するまでになっている。これは簡単なことではない。Facebookのアクティブメンバー数は世界で4億人を突破しており、さらに同社は10日、そのメンバーのうち1億人が同社のモバイル向けウェブサイトを利用していると発表した。その影響力は、FriendsterやMySpaceがかつて持っていたと主張できるよりもはるかに大きなものだ。Twitterの台頭も、Facebookの成長を抑えることはできていないようだ。

 Facebookは誰もが知っている名前だが、テクノロジ分野のブランドがそこまでになるのは大変なことだ。Googleは検索でそれを達成し、「iTunes」は音楽販売でそれを達成した。その市場シェアを減少させるために、それぞれMicrosoftとAmazonという巨大企業を必要とするのは、そのためだ。そして、この両社でさえもこれまでのところ(控えめに言っても)苦戦を強いられている。

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