MJ88の透明な数字キー部分の操作性はどんな感じなのだろう。実は使いにくいってオチじゃないだろーなぁ。だが心配は無用だった。数字がちょっと奥まった位置に印刷されているため暗いところでは文字はやや見にくいものの、ケータイの数字の並びはどの機種も同じであるため使いにくいということはなさそうだ。また使っていくうちにキーとキーの間が微妙にずれてしまい、間違った数字を押してしまうことがある。そのためMJ88にはタッチパネルディスプレイだけではなく数字キー部分の画面のキャリブレーションも行えるようになっており、タッチがずれてきたときも調整ができるのだ。
さて透明な数字キー部分にばかり注目してしまったが、タッチパネルディスプレイ部分も実は面白い機能が満載だ。画面上のアイコンは全て指先でタッチ操作が可能だが、アイコンとアイコンの間が微妙に開いており、スタイラスペンが無くても指先だけで操作しやすいようになっている。中国トンデモケータイはタッチパネルは今や当たり前の機能だが、スタイラスペンを使ったほうが操作しやすい製品もまだ多いのだ。
そしてこの画面、MJ88はモーションセンサーを内蔵しているため本体の左右横転で画面表示も横転するのはもちろんのこと、上下をひっくり返すと画面もこれまたひっくり返った表示になっちゃうのだ。ケータイを上下逆さまにして使う用途なんてどう考えてもないはずなのだが、このスタイルで暗闇でMJ88を使ってみると幻想的な雰囲気をバリバリに出してくれる。光るクリスタルなオブジェクトを持っているイメージを人に見せびらかすためにこの上下逆転モードがあるのかもしれない。
なお待ち受け画面には正方形のデジタル時計がウィジェットよろしく配置されている。この時計は指先で自由な位置に移動させることができるだけではなく、画面を横転させると重力に引かれるがごとく画面の下に落ちていくのだ。しかも下に落ちると数回バウンドするなど動きも凝っている。普段は邪魔って思えちゃうんだけど、画面の動きに合わせて時計も動くのを見ているのはちょっと面白いかも。
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