MJ88にはスタイラスペンも付属している。普段は使わなくてもいいだろうが、ディスプレイ上で手書きで文字を入力したい時はこのペンを使うといいだろう。ペンはキャップをはずすとペン先が透明素材になっているのが嬉しいぞ。ちゃんと本体とコーディネートされているわけね。
このように見た目もヨシ、操作も楽しいMJ88なのだが、この透明キーパッドのアイディアは実は大手メーカーが先に製品化しているのね。しかもあちらはキーパッド部分にも手書き文字が書けるなど機能はさらに上を行っている。まぁそこまでの機能が必要かどうかって話もあるし、MJ88のように「単純にキー部分を透明にしてライトできれいにしました」って製品があっても悪くはないんじゃないかな。ちなみに着信時や音楽を再生しているときも数字キー部分はチカチカと光を点滅してくれるのだ。
最初は「キワモノ」と思ってMJ88を使ってみたのだが、本体の質感や仕上げ、そしてカラフルに光る機能にだんだんと惹かれるようになってしまった。いかんいかん、こいつはただのトンデモケータイであって「こんな機能、やっぱり使えないよなー(トホホ)」と苦笑するべきなのだが、使っていくうちにどんどん愛着が沸いてきてしまう。きっと開発者たちは「ただの面白ケータイじゃつまんない!もっと目立つケータイを作りたい!」ってな思いを込めてこのMJ88を作ったんじゃないだろうか。だからこそ他に大した機能がないにもかかわらず、使っていて楽しく感じてしまうのだろう。
最近じゃトンデモケータイもメーカー名を明記して大手家電店で製品を売り出している例もある。このMJ88もぜひちゃんとしたルートできちんと販売してもらいたいもの。このアイディアがこのまま消えてしまってしまうのはもったいないと思うのだ。あるいは他のメーカーでもいいから第2第3の「透明キーパッドケータイ」をぜひとも出して欲しいものである。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス