富士通は1月18日、2010年春モデルとして個人向けパソコン「FMVシリーズ」のラインアップを一新し、計8シリーズ17機種を1月21日より順次販売開始すると発表した。
富士通では、FMVシリーズを「ライフパートナー」と位置付け、「リビング、個室、外出先、ビジネス、多くの場所やシーンでお客様の役に立てることを目指している」(富士通のパーソナルビジネス本部長の齋藤邦彰氏)と説明した。
FMVの開発コンセプトは、「Innovative(超軽量・超小型化の追求)」「Comfortable(使いやすさの追求)」「Trustworthy(Made in Japan)」の3点だ。富士通のPCの多くは島根県斐川町で生産されている。
ノートPCは、フルモデルチェンジした「LOOX Uシリーズ」1機種とハイビジョンフラッグシップ「NWシリーズ」2機種、スリムモデル「NFシリーズ」4機種、コンパクトモデル「Sシリーズ」1機種、大画面モバイル「MGシリーズ」2機種、ネットブック「LOOX Mシリーズ」1機種の計6シリーズ11機種のラインアップとなる。
NWシリーズでは液晶サイズを16インチワイドから18.4インチワイドへと変更し、視認性と作業性を大幅に向上させた。地上デジタルチューナーやBlu-ray Discドライブなども継承している。また、LOOX UおよびLOOX Mはフルモデルチェンジが行われており、よりモバイル利用しやすい仕様へと進化した。
デスクトップPCは液晶一体型の「Fシリーズ」4機種、本体と液晶が分離したセパレートタイプの「CEシリーズ」の2機種で、計2シリーズ6機種だ。Fシリーズの最上位モデル「F/G90D」には、インテル Core i5-430M(2.26GHz)、4Gバイトメモリ(DDR3)、1TバイトのHDD、Blu-ray Discドライブなどを搭載。2基の地上・BS・110度CSデジタルチューナにより、番組のダブル録画も行える。
2009年冬モデルと同様に23インチワイドのタッチパネルを採用し、指による直感的な操作も可能だ。また、CEシリーズの「CE/G50」は、高速処理を実現するCore i5-750(2.66GHz)に加えて、3Dゲームに最適なグラフィックボード「NVIDIA GeForce GT 240」を搭載した。見やすい1920×1200ドット表示の24インチワイド液晶が付属するほか、64ビットOS「Windows 7 Home Premium 64ビット 正規版」のリカバリデータディスクも標準添付されている。
発売日はNWシリーズとNFシリーズが1月29日、LOOX Mシリーズが2月下旬で、その他の機種は2月19日を予定。主な実売想定価格は、「F/G90D」が22万円強、「CE/G50」が21万円強、「NW/G90T」が21万円前後、「NF/G70」が18万円前後、「S/G50」が14万円強、「MG/G75」が18万円前後、「LOOX M/G30」が7万円前後、「LOOX U/G90」が10万円前後になる見込みだ。
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