富士通は1月18日、PC春モデルラインアップを発表した。もっとも注目を集めたのは、超小型モバイルノートPC「LOOX U」だ。市場想定価格は10万円程度の見込み。
発表会では、富士通のパーソナルビジネス本部長の齋藤邦彰氏がスーツの内ポケットからLOOX Uを取り出し、「いつも持ち歩いて使えるライフパートナー」とアピールした。LOOX Uシリーズは、超小型・超軽量のコンパチブルPCとして同社が力を入れてきた製品だ。
従来のディスプレイが回転するタブレットタイプから、回転しないノートPC形状へとデザインを一新した。これについて、「これまではポケットに入れるには厚みがあり、500gを超えていた。それをユーザーにあった形に進化させた」(齋藤氏)と説明した。
新モデルのLOOX Uは、CPUにAtom Z520を搭載。OSはWindows 7 Home Premium、オンボードの2Gバイトメモリ、ストレージは約30Gバイトのフラッシュメモリディスクを搭載している。液晶は5.6型ワイドで解像度は1280×800ドット、タッチパネルを搭載し、付属のスタイラスペンや指先でのタッチ操作に対応する。
WiMAXをはじめ、豊富な無線通信機能を搭載し、WiMAX通信事業者との契約があればエリア内で最大16Mbpsの通信が可能。無線LANは比較的混雑のない5GHz帯の利用もできるIEEE 802.11a/b/g/n対応。さらにBluetoothにも対応する。
店頭モデルのカラーは「モカブラック」「ヴィンテージゴールド」「ルビーレッド」の3色。富士通直販サイト「WEB MART」では店頭モデルのカラーに加え、2月28日までの期間限定でアパレルブランド「A BATHING APE」とのコラボレーションモデルも販売する。「BAPE CAMO GREEN」と「BAPE CAMO BLACK」の2色が用意されている。
また、WEB MARTではスペックもカスタマイズでき、OSをWindows XP Home Editonにしたり、約62Gバイトのフラッシュメモリディスクにしたりできる。
駆動時間は、標準の内蔵バッテリパック利用時は約4.0時間、内蔵バッテリパック(L)利用時は約7.8時間。本体サイズは高さ23.8mm×幅 204mm×奥行き106.5mmで、重さは約495g。長時間利用ができる内蔵バッテリパック(L)装着時は高さ31.6mm×幅204mm×奥行き 106.5mmで、重さは約612gとなる。
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