Googleは、あらゆる種類のインターネットコンテンツを「Latest results」ボックスに表示する計画だとしている。しかし、Googleは理由もなく、Twitterのフィードにアクセスするために未公表の金額を払ったわけではない。もし、Googleのような検索プロバイダーがリアルタイムコンテンツをウェブ自体から引っ張り出すのではなく、そのコンテンツが検索プロバイダーに送られてくれば、それらのコンテンツが作られるスピードをはるかに簡単に利用できる。
ここで問題になるのが、Googleはどうやってリアルタイム結果に索引を付け、ランク付けするのかという点だ。Googleには、ウェブページをそのページにリンクしているほかのページの数によって評価する「PageRank」のリアルタイム版を開発する必要がある。Googleのプレゼンテーションに続いて行われた質疑応答で、Mayer氏は、Googleがその「実験を始めている」と述べた。
実現する方法は間違いなく何かしらあるが、簡単な問題でないことも確かだ。Twitterで1万5000人のフォロワーがいる人が、ある分野で別の分野と同じように信頼できるとは限らない。Googleはこの情報を本当に役立つものにするために、何らかの評価方法を考えなければならなくなる。
しかしそれまでは、ニュース中毒者はLatest results欄を見て楽しむことができる。そこでは、Tiger Woodsの新しい愛人や米議会における医療保険改革法案の可決に向けた遅々とした動きといった最新情報がめまぐるしく変わっている。
Googleがリアルタイムサービスをテストしている「Google Trends」ページで、7日の午後、「Pearl Harbor Day」(7日のインターネットで先述のTiger Woodsに次いで2番目に人気のあったトレンド)で検索すると、およそ10秒間表示されたのは、「Pearl Harbor Day」という詩についてのつぶやき、1941年12月7日に真珠湾にいた人たちについてのニュース記事、そしてRuby's Dinerの27周年を2.70ドルのルビーバーガーで祝うある男性(この男性は偶然にも、今日はパールハーバーデーだともつぶやいている)だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」