Microsoftが同社の検索エンジン「Bing」への「tweet(つぶやき)」の取り込みを開始した。しかし、これは独占契約ではなく、この数時間後、GoogleがリアルタイムのTwitterメッセージを検索結果に取り込むという契約が発表された。
Googleの検索担当バイスプレジデントを務めるMarissa Mayer氏は、同社の公式ブログへの投稿において、これを次のように説明している。「この分単位のリアルタイムなデータの取り込みにより、われわれの検索結果とユーザーエクスペリエンスが、著しく改善されることになると信じている。また、今後数カ月間でつぶやきがどれだけ検索を改善するかを示す成果を提供することを楽しみにしている」とその投稿には記されている。「今後、ユーザーが、例えば、お気に入りのスキーリゾートの積雪情報など、リアルタイムの観測によって確かな情報が得られるような何かを検索するときには、その土地にいる他のユーザーのつぶやきにより、最新かつ最良の情報を得ることができるだろう」(Mayer氏)
Googleは「合意に達した」が、同社の検索結果はまだ、MicrosoftのBingのように実現されてはいない。2009年10月に入ってからTwitterがGoogleとMicrosoftの両社と個別に話し合いを持っているという報道が出回り始めていた。Microsoftは、Facebookとも契約を締結しており、今後サービスが開始される予定である。
Google Search担当製品マネージャーであるJohnna Wright氏によると、Googleは「すぐに」このサービスを開始する計画だという。しかし、同氏はこれ以上の詳細を明らかにしなかった。同社は、ここしばらくの間、この「複雑な」問題に取り組んできた、と同氏は述べている。Mayer氏は2009年に入ってから、マイクロブログ検索は2009年のGoogleの優先事項であると述べていた。
では、FacebookもGoogleと契約を結ぶのだろうか?米国時間10月21日午後、サンフランシスコで開催中のWeb 2.0 Summitに登壇したFacebookの最高執行責任者(COO)であるSheryl Sandberg氏は、Googleとの検索契約に関するうわさについて、Facebookから「何も発表することはない」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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