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Google News、無料閲覧できるニュース記事数を制限できる新ポリシー発表

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:湯木進悟2009年12月02日 08時26分
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 ジャーナリズム業界が将来を見据えて再び団結を目指す中で、Googleは、「Google News」上に掲載されるニュース記事に適用される「First Click Free」ポリシーへ新たな閲覧上の制限を課すことができる方針を発表した。

 The Wall Street Journal(WSJ)を始めとするサブスクリプションベースのウェブサイトを運営する企業は、Google上に提供記事の全文が掲載されることを望んでいない。しかしながら、WSJを指揮するRupert Murdoch氏の発言とは裏腹に、多くの企業は、自社の配信するニュース記事がGoogleおよびGoogle Newsを通じて人々の目に留まるようにとも願っている。そこで妥協案として、Googleは、こうしたパブリッシャーがFirst Click Freeと呼ばれるプログラムに参加できるようにしてきた。このプログラムに参加すると、Google Newsのリンクからアクセスされる記事は全文が閲覧可能になるが、記事ページの他の部分をクリックしようとするユーザーはサインアップページへとリダイレクトされる。

 問題となっているのは、Google NewsにWSJが配信する記事の見出しをコピーペーストしさえすれば、ほとんどすべてのWSJの記事を無料で閲覧できることにウェブユーザーが気づいている点にある。WebmasterのGoogle担当アナリストであるJohn Mueller氏はブログへの投稿に「すでに多くのパブリッシャーがFirst Click Freeを利用してきたことを知れるのは喜ばしいものの、中には人々がFirst Click Freeの理念を悪用して、ほぼすべての提供されるコンテンツへと(無料で)アクセスするようになるのを懸念しているパブリッシャーも少なからず存在する」と記している。

 その結果として、Googleは、First Click Freeの利用に制限を課した。ウェブパブリッシャーは、Google Newsおよび通常のGoogleの検索結果を通して(無料で)ユーザーが1日に閲覧できる記事数を最高5本までに制限ができるようになった。読者がブラウザからクッキーを削除したり、プライベート閲覧モードでアクセスしたりすると、この制限を回避できるようになるのかどうかは定かでないものの、あるGoogleの関係者は、クッキーやIPアドレスなどの組み合わせを通じて、どのように(ウェブサイトへの)訪問者をトラッキングするのかは、ウェブパブリッシャー側が自由に決めることができると述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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