オンライン動画ディレクトリサービスの「Clicker」が米国時間11月12日、NewTeeVee Liveカンファレンスにおいて発表された。
Clickerは「Bing」やGoogleのような機能満載の動画検索エンジンではなく、Huluのような動画視聴サイトでもない。Clickerは入念に管理された完全版動画コンテンツのディレクトリだ。非常に優れたいくつかの機能やユーザーインターフェースを備えており、お気に入りのテレビ番組のエピソードを探しているのであれば、最初にアクセスするのに適した場となっている。
検索エンジンと異なり、Clickerはユーザーが入力した検索クエリに一致するすべてのオンライン動画を提示するわけではない。BingやGoogleで「Dr. Horrible Sing-along Blog」を検索すると、膨大な数のクリップや関連動画が提示される。Clickerで同じ検索を行うと、それぞれ15分間のエピソードが3本と、それらを1本に結合した長編動画の計4つの結果しか表示されない。さらに、それぞれの動画には、テーマが関連するほかの動画を表示する大変便利な「Related」サイドバーも設けられている。筆者がどのような動画を検索しても、Relatedに表示される動画は的確なものばかりだった。
Clickerを裏で支えるエンジンは、動画ソースを求めて絶え間なくクロールし、必要に応じてコンテンツの追加や削除を行う。この「削除」という部分が重要だ。それは、テレビネットワークの多くはエピソードを追加するのと同じ頻度でそれらをウェブから消去するためだ。
Clickerのインターフェースには、動画特化型のオートコンプリート検索ボックスが設置されており、コンテンツを非常に素早く見つけることができる。ユーザーが文字を入力すると、それに応じて検索結果がリアルタイムで変わるため、番組内での検索(例えば、「The Daily Show」のページで「Clinton」を検索する)も非常に高速である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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