AppleInsiderが明らかにしたAppleの出願特許によれば、リモコンにiPodのようなデバイスを用いる、デジタルビデオレコーダー(DVR)機能を搭載した、Apple TVのようなデバイスで構成されるシステムの提案がなされている。(特許の申請時に実際の製品名が用いられることはめったにないが、大抵は容易に判明する)同出願特許では、生放送のテレビ番組を見たり、録画したりできるバージョンのApple TV開発を、Appleが検討中であることも示唆されている。
Apple TVは1月に、iTunes Storeから購入したビデオに加え、レンタル映画の再生も可能になる2代目のバージョンをリリースすることで、より興味深い製品に仕上がった。しかし、リビングルームに置かれた、ケーブルテレビや衛星放送のセットトップボックス(STB)の代わりになり、生放送のテレビ番組を映し出せる製品とはなっていない。
とはいえ、今回出願された特許の一連のイラストでは、まるでテレビガイドのチャンネルのように、非常に多くの番組ラインアップをスクロールするビデオプレーヤーの概要が明らかにされている。視聴者はiPodのようなリモコンデバイスを用いて、生放送のテレビ番組を見たり、一時停止したり、巻き戻したりすることができる。マルチタッチインターフェースの積極活用を目指す、最新のAppleの方針に即して、リモコン上では、早送り、巻き戻し、一時停止や他の操作に、さまざまなジェスチャーが用いられる可能性がある。
一般的に出願特許で示される内容には、次の点が当てはまる。特許で申請されたからといって、必ずしも製品化に至ることはないため、このデバイスが今後数週間で発売されるようになると期待したりはしないほうがよい。だが、Apple TVで、ケーブルテレビ、衛星放送、インターネット接続のいずれであれ、生放送のテレビ番組を再生可能となり、iTunes Storeから映画を直接レンタルすることもでき、さらには、 iPhoneやiPodをリモコンとして活用できたりするならば、実に面白いデバイスとなるであろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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