「Windows Media Center」と「Windows Media Player」も含まれていない。そのため、さらに高度な機能がいずれも組み込まれていないのも、驚くべきことではない。Windows XPにしか対応していないプログラムを稼働できるようにする「Windows XP Mode」や、「Remote Desktop Host」「BitLocker Drive Encryption」、マルチタッチ機能はすべて、Windows 7 Starterでは利用できない。
では、Starterで何ができるのだろうか。タスクバーにプログラムを固定することができる。また、役に立つジャンプリストも有効になっている。プログラムのウィンドウを素早くサイズ変更できる「Snap」機能も利用可能だが、Aeroのような見た目のよさはない。改訂された「Windows Search」が利用でき、さらにWi-Fiやデバイス管理の改善など内部の改良点はすべて盛り込まれている。「Windows Anytime Upgrade」オプションを利用して、StarterからHome Premiumへのアップグレードを購入できる。
Windows 7 Home Premiumは基本バージョンで、ほとんどのカジュアルユーザーにはこれが人気となるだろう。小売価格は119ドルだ。このバージョンには、Microsoftが宣伝する重要な機能のほとんどが含まれている。プログラムをプレビューしたりデスクトップを整理したりするための「Aero Peek」、プログラムウィンドウのサイズを変更できるSnap、そして半透明のタスクバーとウィンドウ枠を含めたAeroビジュアルのすべてが有効だ。デスクトップを素早く片付ける「Aero Shake」も有効になっている。プログラムウィンドウの1つをクリックして、マウスボタンを押したまま軽く振ると、ほかの開いているウィンドウがすべて非表示になる。
テーマの切り替えとカスタマイズも可能だ。またWindows Media CenterとWindows Media Playerにより、ユーザーはストリーミングビデオを直接デスクトップ上で再生することができる。マルチタッチ機能にも対応している。「Home Group」を作成することができ、それによって、同じグループに属するすべてのコンピュータ間で音楽やビデオなどのファイルを簡単に共有できる。Home Premiumには64ビット版が用意されているが、物理RAMは16Gバイトまでしかサポートされていない。Windows Anytime Upgradeを利用して、ProfessionalとUltimateのどちらかにアップグレードすることができる。
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