総務省は、石川県珠洲市におけるアナログ放送終了のリハーサルの実施を2010年1月22日正午から1月24日正午までに決定した。
総務省では、3月に「アナログ放送終了リハーサル推進委員会」を設置した。これは2011年7月24日のアナログ放送終了に伴う課題の抽出や必要な対応を明らかにするため設けられたもの。4月には、アナログ放送終了のリハーサル地区として石川県珠洲市を選定。実験的に珠洲中継局のアナログ放送を1時間休止したこともある。
今回は、2日間完全にアナログ波を停止するという長時間の実験を実施。総務省では、対象地域の周知活動を徹底するとともに、中継局のエリア内でアナログ放送を視聴している世帯や事業所に、簡易デジタルチューナーを貸与するとしている。
また、対象地区におけるケーブルテレビ加入者は、アナログ波停止中も能越ケーブルネットが「デジアナ変換」を送信する予定で、アナログテレビでのデジタル放送視聴が可能だという。
総務省では、リハーサル地区である石川県珠洲中継局を、全国の計画より1年早い2010年7月24日の正午に、アナログ波を完全停止することも発表している。
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