シャープは10月1日、大阪・堺市の堺工場の一部を稼働開始した。世界初の第10世代マザーガラスを採用する液晶パネル工場をスタートする。稼働に合わせ、堺市の生産拠点の正式名称を「シャープグリーンフロント 堺」とした。
稼働を開始した液晶パネル工場は、ソニーとの合弁会社「シャープディスプレイプロダクト」が手がけるもの。ガラスサイズ2880mm×3130mmの第10世代マザーガラスを、月産7万200枚生産(稼働当初は月産3万6000枚)製造できるほか、9月に開発発表されたUV2 A(ユーブイツーエー)技術の液晶パネルを提供する。
シャープグリーンフロント 堺は、省エネ性に優れた「液晶パネル」と創エネの「太陽電池パネル」の2つの環境配慮型製品を世界に向けて供給していく予定。今後は敷地内の全ての照明にLEDを採用するほか、全工場の屋根上に太陽電池パネルを設置し消費電力の一部を賄うなど、環境先進型生産拠点に相応しい取り組みを進めていくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」