シャープは、大阪府堺市に液晶パネルと薄膜太陽電池を製造する新工場を設立すると発表した。着工は今年11月、2010年3月より稼働するとしている。敷地面積は127万?となる。
新工場敷地内には、シャープの液晶パネル工場、太陽電池工場を併設するとともに、敷地内に関連するインフラ施設や部材・装置メーカーの工場を誘致する「21世紀型コンビナート」を展開する方針だ。
これにより、同社はガスや電気といったインフラを共用化することができ、生産性の向上につなげるとしている。
また、液晶パネル工場と太陽電池工場は、ともに薄膜技術をベースにしており、材料やユーティリティなどの共用化が可能。薄膜太陽電池は液晶技術の応用により、生産性の向上につなげる。
液晶パネル工場では、亀山第2工場で生産されている第8世代の約1.6倍にあたる第10世代のマザーガラスを採用予定。サイズは2850×3050mmとなり、60型クラスで6枚、50型クラスで8枚、40型で15枚のパネル生産能力を持つ。生産枚数は月7万2000枚(稼働当初は3万6000枚)としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果