中国のトンデモケータイ、機能だけではなく形状もさまざまな進化が続いている。一見するとケータイには見えない製品も多く、いったい誰が何のために使うのだろうと頭を傾げたくなるようなものが増えている。まぁアイディアだけで作っているのだろうから「こんなケータイ、何で?」と疑問に思ってはいけない。何でもアリなのが中国トンデモケータイの世界なのだ。
多種多様なトンデモケータイたちも、最近は段々と製品の質感や精度が上がってきているようだ。そしてサイズは一昔前の製品と比べると少しずつ小型化が進んでいる。機能を増やしてもサイズをコンパクトにまとめられるあたり、トンデモメーカーたちの技術力も侮れないわけだ。そんなわけで近頃は小型の端末をよく見かけるようになっている。手のひらサイズの小さいケータイなどが学生などに受けているそうだ。
小さい端末=若者に受けるってことで、じゃぁ思いっきり受けちゃう外観のケータイを作っちゃえば売れるんじゃないだろうか、と(恐らく)安易な発想で生まれたトンデモケータイが今回ご紹介するクロスペンダント型の「アクセケータイ」だ!
そう、この製品のターゲットはずばり女性!「いや、こんなアクセサリー持ちたくない」って女性も多いとは思うが(笑)、メーカーは真剣に作っているのでぜひお付き合い願いたい。それに十字架形状のケータイってかなり珍しいではないですか。質感もよさそうだし、もしかしたら中国の都市部では女の子たちがこのケータイをみんな使っているかもしれないぞ!
ちなみにメーカーはLeady(力利)。しかし例によってケータイの型番や商品名は一切不明だ。パッケージも「缶」でこれまたケータイっぽくない。お店で買ったときも店員さんは領収書に「十字架」と書いただけ(笑)。おいおい、これでケータイを買ったってわかるんだろうかと思いつつ、本体を見ると内部には「C98」という型番が記載されていた。こんな面白い形状のケータイなのだから、ここは型番じゃなく「クロスペンダントケータイ」と呼ぶことにしよう。
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