では本体を改めて見てみることにしよう。まずはサイズ。全長は100mm、幅は60mmほど。ただ本体の細い部分はわずか幅30mmしかない。そして厚みは15mm。こんな小さいのにちゃんとケータイしているのだから驚きだ。ディスプレイは1.5インチで十字架のクロス部分に一杯のサイズのものが収められている。
本体は光沢のある白いプラスチック製。小さいひし形がタイル状に表面に並べられており、数字キーなどもその形状でまとめられている。またキーの間などにはブルーのラインストーンが埋め込まれておりケータイというよりアクセサリのような外観になっている。素材の質感がよいため、このままでも何もせず首からぶら下げてアクセサリーにしちゃうのもいいのかもしれない。
また背面は全体にビーズが散りばめられ、十字架の横棒となる部分にステレオスピーカーとデジカメがこれまたデザインよく配置されている。カメラの下には「13M」の表示(爆)。もちろん1.3Mのミスタイプだが、実際はメガピクセルなわけはなくトンデモケータイ標準のVGA画質だ。せっかくの美しい背面だけに、この13Mの文字は入れなくてもよかったんじゃないかなぁと思うところ。どうせ誰もこんなケータイに機能なんて求めていないのに……このあたりがトンデモケータイの毎度の「あと一歩、詰めが甘い」ところなのだろう。
本体下部にはUSBコネクタがあるが、なんと最新のマイクロUSBを採用している。中国ケータイがこのプラグを採用するとは、それだけ海外ではマイクロUSB端子の普及が始まっているということだろうか。こんなところから中国のトレンドが見えちゃうあたりもトンデモケータイの面白いところでもあるのだよ。ここからUSB充電及びPCとの接続が行える。また本体右には別途ACアダプタ専用コネクタ、本体上部にはヘッドフォンジャックを備える。形状がシンプルなだけに本体側面のコネクタ類はこれだけで、音量上下はディスプレイ下の「+」「-」ボタンで行う。
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