パーム、「Windows Mobile」との決別を宣言--今後は「webOS」に注力へ

文:Matthew Miller(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:湯木進悟2009年09月18日 09時11分

 Palmが「webOS」を搭載した「Palm Pre」を発売し、その後も他のwebOS搭載端末のリリースを続ける中で、これから同社は、どのような戦略を「Windows Mobile」に関して立てていくのかが気になってはいたのだが、PreCentralが伝えた、Palmの決算発表の席での声明には不意を衝かれてしまった。以下に引用されている通り、Palmの会長兼最高経営責任者(CEO)であるJon Rubinstein氏は、今後はWindows Mobileを搭載するPalmのデバイスがリリースされる計画はないことを明らかにしている。

 「Palmの全般的な戦略におけるwebOSの重要性ゆえに、われわれは今後の開発リソースをwebOSの発展へと完全に絞っていく決定を下した。つまり、これから将来のPalmの製品ロードマップには、webOSベースのデバイスしか含まれないことを意味している」

 実は筆者は、いまだにWindows Mobileを採用した「Palm Treo Pro」を堪能しており、今回の発表には失望を隠せなかった。その反面、モバイル市場におけるMicrosoftの緩慢さと革新的なwebOSの存在を考えると、やはりPalmにとっては、あまりに幅広く展開するよりは(webOSに)注力したほうがよいのかもしれないと感じるようにもなっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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