UBS証券は今回のリポートでサイバーエージェント株の目標株価を従来の10万4000円から14万2000円に引き上げている。このほかにも国内大手証券などがサイバーエージェントのAmeba事業に高い評価を与えている。
サイバーエージェント株はマザーズ市場の主力銘柄であり、新興市場を代表する人気銘柄。ここのところ、新興市場の主要指数は東証1部市場の日経平均株などとの連動性が高まっている。東証1部市場が外部環境の影響を受けて不安定な動きとなる中で、主体性を失った新興市場も同様の展開。指数寄与度の高いサイバーエージェント株も、自社業績などへの評価と別に、全般相場の動向の影響を大きく受けるようになってきている。
株価は続落基調で9万円割れ。過去3カ月間の平均値を示す75日移動平均線が8万5000円処で推移しており、これが下値を支えるパターンが想定される。ただ、これを割り込むようだと調整長期化が見込まれる。仮に直前で切り返したとしても一直線の戻りは想定しづらい状況だ。新興市場を代表する人気株は当面、厳しい状況が続きそうだ。
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