Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同でPCとモバイルの検索に関する比較調査を実施した。調査では、ボーダーズが提供するセルフ型アンケートリサーチシステム「アンとケイト」を使用した。
前回の「PCの検索とモバイルの検索の比較調査」では、PCとモバイルそれぞれの検索に関する不満をまとめた。その結果、PCに比べて比較的モバイルの検索に不満が多い点や、モバイルの検索結果が不満でPCで検索し直す人がいることがわかった。
今回のPCとモバイルの検索に関する比較調査では、検索結果をどれだけ見るかや、どのような検索エンジンを利用しているか調査した。
【調査結果サマリー】
調査対象は、10代〜50代の男女431人。性別は男女共に50%。年代別は10代:28.0%、20代:28.0%、30代:20.0%、40代:15.0%、50代:9.0%となっている。
Q1では、検索結果を何ページ目まで見るかを、PCとモバイルそれぞれで尋ねた。結果まず、PCでは「1ページ目まで」が14.4%、「2ページ目まで」が25.8%、「3ページ目まで」が23.0%、「4ページ目まで」では8.8%、「5ページ目まで」が14.4%、「6ページ以上」見る人は合計13.7%となった。多い順では、「2ページ目まで」見る人、続いて「3ページ目まで」見る人、「1ページ目まで」見る人と「5ページ目まで」見る人となった。
一方でモバイルは「1ページ目まで」が27.4%、「2ページ目まで」が32.9%、「3ページ目まで」が24.4%、「4ページ目まで」が5.1%、「5ページ目まで」が6.3%、「6ページ以上」見る人は合計3.9%となっていた。多い順では、「2ページ目まで」見る人、続いて「1ページ目まで」見る人、「3ページ目まで」見る人となった。
どちらも「2ページ目まで」見るという人が最も多くなっているが、傾向としてPCの方が多くの検索結果を見られていると言うことができるだろう。
この結果をキャリアごとにクロス集計したが、各キャリアごとに特徴は見られなかった。
Q2では、モバイルに限定し、検索する時に各キャリアのメニューからが多いか、ブックマークから検索することが多いか尋ねた。結果、公式メニューから検索することが多い人が50.8%、ブックマークに登録した検索サイトから検索することが多い人が36.2%、両方同じくらいの人が10.4%、わからない人が2.6%となった。約半数の人がそれぞれの公式メニューから検索をしていることが伺える。
この結果をキャリアごとに見るとどうなるだろうか。
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