Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同で、モバイルバンキングに関する調査を行った。
以前に調査を実施した「モバイルバンキングに関する調査」では、ユーザーはモバイルバンキングを選ぶうえで「手数料」と「セキュリティ」を重視していることや、男性はインターネットから、女性は金融機関の窓口やチラシ、そして家族や友達からモバイルバンキングを認知する傾向が強いことなどが明らかになった。
今回のエントリーでは、モバイルバンキングとネットバンキング(PCから)の使い分けについて調査を行った。
【調査結果サマリー】
調査対象は、20〜59歳までの男女500人。性別は男性が58%、女性が42%。年代別は、20代が23.4%、30代が40.2%、40代が25.4%、50代が11.0%となっている。
まず、モバイルバンキングに対する信頼度を尋ねた。その結果、モバイルバンキングを信頼していると回答したユーザー(「非常に信頼している」と「ある程度信頼している」の合計)は92.8%となった。今回の調査はモバイルバンキングを利用しているユーザーに限定しているため、ほとんどのユーザーがモバイルバンキングに信頼を寄せていることはある意味当然である。
ただし、ウィルス対策ソフトウェアの開発・販売を行うMcAfeeが行った調査によれば、「72%を超えるユーザーが、最新のモバイルサービス利用での安全性に不安を抱いており、こうした不安のレベルは、モバイルインターネット閲覧サービスを利用したことのないユーザーに比べて、頻繁に利用するユーザーの方が80%高い」(参照:「過半数が"携帯端末のセキュリティに不安を感じる"――McAfee調べ(ITmedia)より引用」)
という結果が出ており、市場におけるモバイルへの信頼はまだまだ十分とは言えない状況だ。この不安の壁を越えられた一部のユーザーのみがモバイルバンキングなどのサービスに踏み切れているのかもしれない。
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